〈あの映画は観ないほうがいい〉大怪獣のあとしまつ その2
どうも、かぐらです。前回に引き続き、映画「シン・ゴジラ ~茶番リアリティ毒マシマシ~」「大怪獣のあとしまつ」のネタバレ感想を話そうと思います。
前回の記事をご覧になっていない方は、ぜひ前回の記事もご覧ください。
kagra-shareboard.hatenablog.jp
それでは、本編に入ります。例のごとく、ここからはネタバレを含みますので、
この映画を見る楽しみを残しておきたいという、純粋な皆様はここでページを閉じてください。
それでも気になるという方のために、この映画のいい点について触れておこうと思います。
この映画のいい点
- やっぱ、脇役・オダギリジョーがいるだけで安心する。
- あの混とんとした世界の中、途中までまともでいられる山田涼介に哀悼
以上です。
<※注意※ここからネタバレを含みます>
※時系列でまとめようと努力はしていますが、行ったり来たりしている部分もありますのでご了承を。
不用意なシーン、下ネタ、雑な社会風刺を挟みつつ、ついに死んだ怪獣の掃除大作戦開始。
簡単に思いついては葛藤もなく実行、「この件が終わったらすべて話す」と盛大にフラグを立てるも、ことごとく失敗。
頼む、頼むからさっさと終わりにしてくれ
しかも、協力をお願いする相手(オダギリジョー演じるヒロイン(土屋太鳳)の兄)は最初非協力的、その後協力に至るまでの描写が1分弱。
そんなんで心変わりするんならとっとと協力せえや
いや、あのさ。確かに行きつけのお店の女の子が怪獣の死体のせいで帰れないことを嘆いたことに突き動かされたことはわかるよ?
でもさ、そこから家とかで悩むシーンくらいはじっくり描けや
その後、作戦は失敗。ついに後がなくなり、オダジョーも大けが。政府の指揮系統も責任の押し付け合いの末、管轄が変更。
てめえら、うだうだごたごた言い合ってたくせにそういうときだけ目立とうとするとかなんなん
そして、重要(?)機密であった、怪獣からは胞子が排出され、それに触れるとキノコが生えるという設定が明らかになり(劇中では序盤から秘匿される描写あり)、その体液を不法侵入したがために全身に浴びる一般市民(染谷将太)の全身からキノコが生えており、雑な黒モザイクが一か所だけ…
大臣「ここだけキノコの種類が違うようですけど…」
その他「それは…(言えねえし、みりゃ分かるだろ)…」
このやり取りが、場所と人を変えて二度。
貴様ら全員小学生か
しかも、二度目のシーンで黒モザイクを気まずそうに手で隠すヒロイン(土屋太鳳)
銀魂じゃあるめえし、原作が知られてない作品で土屋太鳳に何やらせてんの
もう少しツッコんでおこう。作品の中盤で土屋太鳳の夫である首相補佐(濱田岳)は、二年前の事故で片足を負傷していると明示されています。
その後、政府の研究施設に入る際に金属反応。ズボンをめくって金属製の義足を見せるシーンが。
順番逆!みんな知ってるから!いまさらのように出さんで!
濱田岳、あなたにもう一つツッコんでおこう。
主人公(山田涼介)は、浜田夫妻の目の前で光に包まれて数年間失踪していたのですが、その出来事と怪獣の死因にはどうやら関係があったらしく、怪獣の死因を研究する中で主人公の正体を推察したとのこと。それを土屋太鳳に「彼は『選ばれしもの』だ。君にもわかるはずだ」
いや、わかるかああい!
ついでに奥様きょとんとしてたぞ濱田ァ
なんやかんやあって最終盤面。
濱田岳が指揮する軍隊による作戦に対し、いつの間にか復活していたオダジョーと山田君が別動隊として秘密裏に行動。別動隊の作戦は成功。しかし怪獣の処理が進まない。
心配で懐柔の目の前まで駆け寄った土屋太鳳の前で空中に放り出された愛人恋人の山田。
その山田がなんと…
謎のスティックを空に掲げ、
「デウス・エクス・マキナ」と唱える
すると…
光の巨人になって怪獣を持ち上げて宇宙へ飛び立つのでした…
……は?
ちょまて…
最初からそれでよかったじゃん
そうであるだけに落ち着いた口調(あきれているようにも見えた)で土屋太鳳が最後に放った一言は、
それはそれは感慨深いものでした。
その後、観客を完全に置いてけぼりにしての
「第二弾製作決定!」
「予算と規模を半分にして営為製作中!」
帰れええ!
…とまあ、端折りながら内容を落としながらざっくりと思ったことを述べていきました。
とあるレビュアーさんが言ってました。
「この映画は『大怪獣がどう処理されるか』を観たい人が観てもその願いには添えない」
その通りです。
また、
「この映画、要素やシーンが多すぎて、どの分野に振ってもいまいちパッとしない」
そうなんだよなあ…
あの映画は生まれないほうがよかった、そのほうがすべての民にとって良かった。
と、僕なら言います。
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